[異業種転職はつらい?] 異業種転職をして思うリスク・メリット3選

[異業種転職はつらい?] 実際に異業種転職をして思うこと3つ

転職を検討中の方で異業種に目を向けられている方も多いと思います。

いまの業種から別の業種に転職したいという希望や、転職活動を進めたら別の業種の会社から内定が出た、というケースがあると思います。

しかし、一般的には同業種内で転職するよりも異業種転職はリスクが大きいと考える方が多いと思います。

苦労して培ったスキル・経験・人脈を捨ててキャリアをリセットすることにならないだろうか。

異業種に飛び込んだ結果、求められるスキル・経験が変わったり、カルチャーが全然違う環境になったりしてつらい思いをすることにならないだろうか。

当然そう不安を感じることがあると思います。

このページでは異業種転職で想定されるリスクを整理し、リスクに対してどのように考え動いていくのがよいか考えてみたいと思います。

異業種への転職にチャンスを見出したい人、異業種からオファーが出て迷っている方の参考になれば幸いです。

異業種転職のリスク

異業種転職には主に以下の3つのリスクが考えられます。

  • 培ったスキルが通用しない
  • 経験が生きない・新しく0から経験を作ることになる
  • 培った人脈が生きにくい

順番に解説していきたいと思います。

リスク1 培ったスキルが通用しない

一定期間同じ職場で勤めると何かしらのスキルが身に付きます。

たとえばAさんが食品メーカーで営業を一定期間勤めたとすると、Aさんには食品メーカーならではの営業スキルが身に付きます。

食品メーカーならではの商習慣、年間・月間・デイリーの行動計画能力、業務の勘所を捉えて成果を出す能力、こういった目には見えにくいスキルが身に付きます。

同じ食品メーカーという業種のなかで、同じ営業という職種で転職すればこれまでに培ったスキルがそのまま生きる可能性が高いと考えられます。

ところが例えば生命保険の営業に転職したとするとこれまでとは異なるスキルが求められるでしょう。

これまでとは異なるビジネスモデル、お取引先、商習慣、スケジュールとなり求められる成果を出すためのスキルはかなり異なるものとなることが創造されます。

これまでに培ったスキルが生きず、ゼロからスキルを身に着けることになったらつらいですよね。

異業種転職の大きなリスクといえるでしょう。

リスク2 経験が必ずしも生きない

経験はスキルと似ていますが異なる側面です。

経験は良い仕事をつくります。

私たちは経験があるからこそ、おかれている状況でやるべきことや、やらなくていいことを取捨選択し、成果を出すことできます。

先ほどの食品メーカーのAさんの例だと、Aさんは一定期間勤めた経験があるからこそわかる、ビジネスの勘所、周囲の人の期待値の暗黙の了解、突発的な事態への対処方法、心構えなどがあるはずです。

まったく別の業種に転職してしまうと、勘所がつかめなくなり、いろいろなことが新しい出来事となり対応が難しくなります。

なにをしたらいいかわからない、何を求められているのかわからない状態になってしまうとつらいですよね。

異業種転職の大きなリスクといえるでしょう。

リスク3 培った人脈が生きにくい

異業種に転職するとこれまでの職場で築いた人脈は基本的にはリセットすることになります。

同業種であればそのまま役に立つことが多いと思いますが、これまでのお取引先との関係性、お客様との関係性はいったん使うことができなくなります。

異業種に転職後、新しい職場でゼロから人間関係を構築しビジネス成果を実現する必要があります。

せっかくこれまでに築いた人脈アセットが使えなくなることはつらいことの一つだと思います。

ただ、新しい出会いは人を成長させます。これまではお互い知った仲で阿吽の呼吸で進めることができた仕事も相手のメリットを考えて説得し動かすということをしなければ進められなくなります。

仕事が惰性になり行き詰まりを感じている場合はよい刺激となる可能性があります。

また、人間関係をリセットしたい方には最高といえますね。

異業種転職のメリット

しかし、私たちは異業種転職を検討しています。

大きなキャリアアップが実現できる異業種のあの会社に行きたい!

もう今の自分が所属する業種に嫌気がさして離れたい、、、

自分の素直な気持ちはそう言っています。

実際、ものごとは表裏一体で異業種転職にはいい点があります。

先にリスクを考えましたが異業種転職の良い点も考えてみましょう。

主に以下の3つのメリットが考えられると思います。

  • 転職先の選択肢が広がる
  • キャリアをリスタートできる
  • キャリアアップの可能性が広がる

メリット1 転職先の選択肢が広がる

同業種で転職先を考えると対象の会社はかなり絞り込まれます。

世の中にはたくさんの業種があります。

こちらは経済産業省の資料では業種一覧だけで4ページほどの量になります。

https://www.meti.go.jp/statistics/tyo/kaigaizi/result/pdf/bunrui_48.pdf

業種だけでこれほど豊富にあるのに、異業種だからというだけで選択肢を絞り込んでしまってよいのでしょうか。

そもそもいま自分が所属する業種を選んだ当初の理由はなんでしたか?

私は就職活動を網羅的に受けている中でたまたまご縁があった会社の業種というだけでした。

本当はいま別の業種に行きたいと思っている、可能性を感じているという場合、単純に異業種だからというのは絞り込む理由にしなくてもよいかもしれません。

メリット2 キャリアをリスタートできる

異業種に転職すれば、これまでの業種のビジネスモデルから脱却することができます。

多くの場合これまでかかわりがあった取引先・人間関係から脱却することができます。

人生は長いです。いま所属している業界から出てリセットしたいと考えることもあると思います。

異業種転職ではこういった希望が叶いやすいです。

メリット3 キャリアアップの可能性が広がる

例えば年収に絞って考えると、平均年収が高い会社に転職すれば年収が上がる可能性は高くなります。

同業種転職に絞ると同業種の会社にしか転職ができなくなってしまいます。

あなたの所属する業種で平均年収が今の会社よりも高い会社が何社ありますか?

それらすべてに転職で縁がなかったら年収アップを諦められますか?

また、コロナを通じ、働き方が多様化しました。特にITサービスの企業(たとえばヤフーやメルカリ)ではフルリモートの働き方が導入されていたりします。

働き方は業種のカルチャーにも影響を受けると思いますが、業種を移ることで新しい働き方にチャレンジしたくなるかもしれません。

業種をまたぐことで本当に自分に合った働き方やより良い年収や福利厚生をつかみ取ることができるかもしれません。

人によってはリスクを許容できるベネフィットが得られる転職が実現できます。

どうしたらリスクを抑えられるか 異業種転職のリスクを抑える方法

異業種転職のリスクとメリットを解説させていただきました。

私個人的な考え方になってしまいますが、異業種転職にはリスクをコントロールできれば大きなメリットがあります。

転職活動において異業種にも挑むと、自分が納得できる転職となる可能性が高くなると覆います。

ではどうすればリスクをコントロールできるでしょうか。

異業種転職に挑む場合にリスクを抑える方法をまとめてみました。

異業種転職のリスクを抑える方法

  1. 職種を変えない
  2. 職務内容を求人票・リクルーター・面接官と確認する
  3. 中の人と話す

職種を変えない

業種を変えても職種を変えない。

これまでの経験・スキルを活かしつつ新しい業種で働くための鉄板です。

すでにスキルと経験を持っている職種を軸に据え、新しい業種にチャレンジすることで異業種転職がつらくなるリスクを大幅に軽減できます。

業種間で求められるスキルが変わらないスキルであれば特に有効でしょう。

たとえば元経理なら経理の職種を続ける。元Webデザイナーなら、Webデザインを続ける。こういった転職であれば業種が変わったとしても、これまでの経験・スキル・人脈が生きないというリスクをコントロールすることができます。

職務内容を求人票・エージェント・採用担当者・面接官と確認する

職種を変えなかったとしても職務内容が大きく変わるリスクがあります。

例えば同じ営業でも生命保険のエリア担当営業と、製薬会社のMR営業や、銀行の法人営業は職務内容が大きく変わる可能性が高いです。

同じ職種だから大丈夫と考えてしまうと転職後にこれまで培った知識や経験を活かしにくく、つらいと感じやすい転職になるかもしれません。

同じ職種だとしても職務内容をよく確認しましょう。

面接に挑む前は求人票の職務内容をよく確認しイメージするだけでも応募する求人でどのような働きが求められるかイメージできます。

求人票の職務内容を読んでから必ずエージェントにいまの自分の職務内容がフィットするか相談しましょう。

エージェントは企業の採用担当者に直接確認することができるためエージェント本人が知らなかったとしてもすぐに企業担当者に確認可能です。

企業内部のより深い内情を含めて確認して教えてくれることが多いです。

エージェントサービスを使っていない場合は質問を明確にしたうえで採用担当者に質問してみましょう。

ここまで実施して職務内容について整理したうえで質問が残る場合は面接時に面接官に質問するとよいでしょう。

たいていの場合面接では逆質問という面接官に質問する時間が用意されることが多いので、聞いてみることができます。

採用されたら働くことになる部署でいま働いている方なので、質問が明確であれば最も確実な回答が得られるでしょう。

こういったかたちで職務内容について、今の職務とつながる部分を丁寧に確認し入社後にこれまでの経験・スキルが生きるか入社前に判断していくことができます。

中の人と話す

可能であれば、応募する会社にすでに勤めていて応募ポジションに詳しい方と話しをしましょう。

家族・友人・知人・同窓を伝って聞ければ話を伺えたら伺うに越したことはありません。

面接の際に面接官に質問することはできますがどうしても選考の場であるため、聞けること・回答できることには制限がかかります。

選考の場でなければ普通に話せることもあります。

自分のこれまでの職歴と応募ポジションを伝えて合う合わないをフラットに聞ける、企業の中の人を見つけましょう。

どうしても見つからない場合は口コミサイトで中の人の口コミを見ることができます。

私はOpenworkや転職会議というサービスで入社を検討した会社の口コミを一通りチェックしました。

愚痴になってしまっているネガティブコメントも多いので必ずしも参考になるわけではありではありませんが、業務環境を簡単に大まかに知ることができます。

まとめ 

異業種転職には主に以下の3つのリスクが考えられます。

  • 培ったスキルが通用しない
  • 経験が生きない・新しく0から経験を作ることになる
  • 培った人脈が生きにくい

しかし異業種転職にはメリットもあります。

主に以下の3つのメリットが考えられると思います。

  • 転職先の選択肢が広がる
  • キャリアをリスタートできる
  • キャリアアップの可能性が広がる

リスクをコントロールしたうえでメリットを最大限享受できることが望ましいです。

リスクをコントロールする方法は以下が考えられます。

  1. 職種を変えない
  2. 職務内容を求人票・エージェント・面接官と確認する
  3. 中の人と話す

異業種転職を考えているけれどもつらい結果にならないか心配な場合、リスクをコントロールしたうえでメリットが大きければ異業種転職も視野にいれて転職に挑まれることをおススメします。

私は異業種転職した結果、よりホワイトな環境に年収アップして転職することができました。

異業種転職は同業種転職よりもわからないことが多く、限られた時間で効率的に進めるためにエージェントサービスを強くお勧めします。

プロに相談しながら進められるため非常に心強く、短時間で欲しい情報を得ながら進めることができます。

そして選考通過率を上げるためのアドバイスをもらえ、面接の練習もしてくれます。

すべて無料です。

私は異業種転職を進めるうえでエージェントサービスを使い倒しました。

おすすめのエージェントサービスはリクルートエージェントとJACリクルートメントです。

以下のリンク先から無料会員登録すればすぐに面談できるのでぜひ活用してみてください。

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